SIGHTS KYOTOがオープンしてはや4か月あまり。
おかげさまでたくさんの人たちにご来店いただき、会員さんも順調に増えている今日この頃ですが、「実際のところ、どうなの?」なんて声を耳にすることも。
なにせ元お茶屋の町家、朝から飲めるバー、コワーキング、イベントも —— と情報量がやたら多い上、京都を代表する花街・宮川町という通好みなロケーションにあるからか、(中の人が言うのもなんですが)やや全貌がつかみにくいのも事実。
そこで、さらにたくさんの人にSIGHTSのよさを知ってもらうべく、ちょっと趣向を変えてコワーキング会員さんにインタビュー! 敏腕マネージャー・かんちゃん仕切りの座談会でお届けします。
慎さん
大阪で税理士法人「田中経営会計事務所」を営む税理士。SIGHTSのコワーキング会員第一号。
さっちゃん
慎さんの事務所で働くメンバー。初対面でもコテコテの大阪弁で喋り倒すムードメーカー。
かんちゃん
SIGHTSのマネージャー兼看板娘として日々カウンターを”鬼回し”。KAT-TUNファン歴18年。
かんちゃん 今日はよろしくお願いします〜! 慎さんに最初に会ったのは今年の4月21日でしたよね。
慎さん え、日にち覚えてんの!?
かんちゃん 無駄に記憶力いいんですよ。もともとはSIGHTSが契約している電気会社の方からの紹介で来てくださったはず。
慎さん そうなんよ、「昼から飲めるよ」ってプレオープンに誘ってもらって、実際来てみたらめっちゃ気に入って。
さっちゃん うちの会社のオフィスは大阪の堺筋本町にあって、二人とも住まいは大阪なんやけど、もともと京都には取引先が多くて週に2〜3回は来てるから、こっちにも拠点をってことになってね。でも私は基本リモート勤務だから、すでに家の近くにコワーキングスペースを契約してて。だから「京都のコワーキングなんて絶対契約しない!」って言い張ってたんやけど、いざ来てみたら「ビール飲みながら仕事できるやん!」って、速攻で会員になりました(笑)。
バーとコワーキングスペースの境目が曖昧。好きな時に、好きな場所で仕事ができる。
かんちゃん 二人は毎週木曜日にいらっしゃることが多いですよね。たいてい下のカウンターで飲みながら作業してて。特にさっちゃんはほぼほぼ下にいる……(笑)。
さっちゃん いやいや、上にもおるわ! 今日は上使ったし。
慎さん 確かに今日は1時間おったな。
かんちゃん 1階のバーはちゃんとそのあたりを考えて作られていて、コンセントもたくさんあるし、Wi-Fiもしっかりしてるから、ここで飲みながらZOOM会議する人もいるんですよ。
さっちゃん せっかく京都でココを借りたから、木曜日にオンラインの仕事を集中させるようにしてるんです。さすがにがっつり話す感じのオンラインミーティングの時は上のコワーキングスペースを使うけど。
かんちゃん それぞれ好きな部屋ってあります?
さっちゃん うちらはたいてい3階でミーティングしてるよね。あそこ部屋がちょっと大きめで、畳の上で寝られるのがよい。
慎さん 3階、落ち着くよな〜。
さっちゃん 最初に見に来た時、3階が気に入って「ここ、ええやん!」ってテンションが上がったのも契約理由の一つ。3階が埋まってるときは、2階の中庭に面した窓のある部屋を使うことが多いかな。
かんちゃん コワーキングスペースって、広い空間がドーン、っていうのが一般的だと思うんですけど、SIGHTSは元お茶屋の日本建築なので、小さい部屋がたくさんあって、襖を閉めて区切ることもできるのがウリなんです。
慎さん どの部屋も、半個室みたいな感じやもんね。
3階は唯一低めのデスクとローチェアのスペース。襖を閉めれば下の階の物音も気にせず仕事に集中できる。会員の間でも「旅館っぽい」とファンが多い。
2階には小部屋が4つ、大きめのサイズのスペースが2部屋。一番人気は中庭に面したレトロな窓がかわいいこちら。最近植え替えたばかりの竹の緑に癒されると好評。
打ち合わせや商談に“飲み”を絡められるから取引先との距離が一気に縮まって、親近感が湧く。
かんちゃん 会員さんのスタイルって本当に人それぞれ。仕事上がりにバーで飲む人、仕事しながら飲む人、ほぼコワーキングオンリーの人と、いろんな方がいるから、見てておもしろいんですよ。
さっちゃん SIGHTSのいいところって、仕事場と飲む場所が繋がっているって点だと思う。お客さんと打ち合わせをした後、「ちょっと飲んでいきましょう」っていう流れにもっていきやすいのが、ほんまに素晴らしい。
慎さん 取引先と仕事後に「(場所を改めて)飲みに行きましょう」って誘うのって、やっぱりハードル高いからね。でもお客さんに「ちょっと一杯飲みながら話しませんか?」って誘うと、みんな意外と嫌がらない。
さっちゃん ここで打ち合わせすると、いつもと全然雰囲気が違うもん。腹を割って話してくれるようになるから親近感が湧くし、一気に距離が縮まる。
慎さん カウンターだと他のお客さんもいて、ほどよく交われるから、ちょっとだけくだけた雰囲気になりやすいのもいいよね。
かんちゃん もうね、全然表情が違いますもん。取引先の人たちも、最初に入ってきた時は「こんにちは」ってちょっとピシッとした感じだったのが、最終的には「じゃあね〜!」みたいな。
慎さん 偉い人にも、いつの間にかタメ口になってたりもするもんな〜(笑)
かんちゃん お二人はカウンターの奥の個室もよくミーティングで使ってますよね。さっちゃんはそういう時、目で「ビール」って訴えてくる(笑)。
さっちゃん あとは所属している業界団体の人たちなんかを誘って、大人数で飲んだりね。私たちは17時まで上で仕事して、その後下に適当に集まって、っていう緩いスタイルで。
慎さん 時間を決めて予約しなくてもいいから気軽。21時までおるからサクッとどうですか〜って伝えて、好きな時に合流してもらって、タイミングのいいところでそれぞれ帰る。
さっちゃん 絶対サクッとは終わらへんけどね。4人でビール50杯くらい飲んだこともあったやん(笑)。
かんちゃん いつも10リットルのビール樽を仕入れるんですけど、慎さんがクラフトビールを10杯飲んだ日は、1日でなくなりました。
慎さん オレだけちゃうやろ(笑)!
横の繋がりがちゃんとあるコワーキングは貴重。しかも出会う人たちがみんな面白い!
かんちゃん 下のバーでは、○○ナイトみたいなイベントもよくやってるんです。慎さんもお友達が京都に遊びに来られたとき、うちで仲間内のパーティを開いてましたよね。
慎さん そのときさっちゃんは1日バーテンみたいな感じで、SIGHTS Tシャツ着てカウンターに立ったよな。
かんちゃん そういう特別なイベントもクローズドじゃなくて外部の人も入れるようにしてるのが、ウチの特徴の一つかなと。
さっちゃん SIGHTSは人間関係を作ったり、広げたい人にはピッタリやと思う。どこのコワーキングも横の繋がりをうたいがちだけど、実は言うほどなかったりするんですよ。運営側がそれを狙ってても、実際は他の会員と話す機会って限られてるのが現実。お酒だって全く飲めなかったり、飲めたとしても時間が決まっていることも多いし。でもここって規模が大きすぎなくて、全てがほどよいサイズだから、人と繋がりやすい。
慎さん そういえばSIGHTSで飲むと、みんなめっちゃ名刺交換するよな。
さっちゃん するする! そして知り合うお客さんの質がいい。みんな品がいいというか、人としてすごいなって思える方がたくさんいるから、ここでできた人脈はほんまに貴重です。
かんちゃん それにしても税理士さんってかっちりしたイメージがあったから、お二人と接するうちにハードルが下がったというか、前より身近に感じられるようになりました。
慎さん ウチの場合は、この感じを許してくれる取引先を選んでるっていうのもあるけどね。服装だって、いつもはもっと汚い格好してるし。
さっちゃん 汚いって言うな。
慎さん お前、3階でプーさんのTシャツ着てるやん。
かんちゃん ある女性会員さんなんか襖を閉めて、こっそり短パンに着替えて仕事してるらしいですよ。
さっちゃん え〜ウケる! 貸出したらええやん。
慎さん 館内着レンタル!
かんちゃん 代表に伝えておきます(笑)。