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新企画、【神田の部屋】!!

SIGHTS KYOTOが4月21日でオープンから1周年を迎えました。それを記念して、かんちゃんからSIGHTS KYOTOスタッフに、気になるあんなことやこんなことをインタビュー!

第三弾は、このお方。

SIGHTS KYOTOのオーナーであり、株式会社ニシザワステイというよく分からない会社の代表である西澤徹生です。
毎日のように顔を合わせ、「仕事のこともプライベートのことも結構話してるからなぁ…」とインタビュー前日につぶやいていたかんちゃん。

果たして、かんちゃんがいまさら徹生に聞きたいこととはどんなことなのでしょうか。

 

1番おもしろいのは「描いてる線が濃くなったとき」!?

かんちゃん 「ついに徹生さんが!【神田の部屋】へようこそ!」

徹生 「今日はなんでも聞いてください!」

かんちゃん 「1番お話させていただく機会が多いので何を聞いたらいいのやら…昨日夜中3時まで考えましたよ。SIGHTS KYOTOがオープンして1年ちょっと。宿はもっと前から経営されていますが。近くで見ていて、すっごい大変そうやなと思うときもあれば、すっごい楽しそうやなと思うときもあるんです。…ざっくり、最近はどんな感じですか?」

徹生 「めちゃくちゃ楽しいよ!やっぱりなんでも立ち上げのときは大変なんやけど、SIGHTSも1年ちょっと経ったから大変なことが減っていって、楽しいことがどんどん増えてきたって感じかな。」

かんちゃん 「お~なるほど。どういうときに経営者としてのやりがいやおもしろさを感じるんですか?私はプレーヤーなので目の前のお客様の反応や、スタッフの成長が見えたときに日々のやりがいを感じるんですが、SIGHTSだけじゃなく会社として日々いろんなことをこなしている徹生さんはどこにおもしろさを感じているのかな、と。」

徹生 「いろんな表現の仕方があると思うけど、1番おもしろいなと思うのは”描いてる線が濃くなったとき”とか、”描いてる点と点がつながったとき”みたいな。」

かんちゃん 「・・・・・・・・・・・・・」

徹生 「また思考停止してるやん!!(笑)」

かんちゃん 「えっと~…言語化できないけどなんとなく自分の頭に思い浮かべていたことがパッと形になって見えてきたときに、『これやん、俺が思ってたこと!』ってなる…みたいな感じですか?」

徹生 「あ~それに近い、それに近い。描いてたものが具体的になった!そういう瞬間かな。」

かんちゃん 「徹生さんのこの感覚的な表現…久々にきましたね。(笑) それで言うと、徹生さんと奈月さん、おふたりがよく言う『この人、絶対今後のカギになるな』という感覚的なものあるじゃないですか?私もようやく『この人おもろそうやな。』は分かるようになってきたんですけど、まだそこの『カギになる』的な感覚は持っていなくて…それってどういう感覚というか、判断基準なんですか?」

徹生 「はっきり言って、やな!別に人に対してスコアをつけてるわけじゃない。『あ、この人おもろそうやな。なんか合うな。将来的に自分の描いているところにいそうやな。』っていう。」

かんちゃん 「あんまりその人とコミュニケーションとったことがなくても、この人!と思ったらパッと捕まえにいくじゃないですか。そのレーダーってこれまでいろんな人に会ってきて培った感覚なのか、それともなにか天性のもの?」

徹生 「先天的な感覚は元々あったかもしれへんけど、それ以上に意識してアンテナも張ってるし、おもろい人を見つける嗅覚は大事にしてきてる。なにをしてきたわけじゃないけど、『感覚が大事』という感覚を常に持ってる…という感じかな。」

 

感覚人間がMBAに行って得たものとは

かんちゃん 「いま私は”イノベーション・キュレーター塾”に行かせてもらっていて、これからそこで得たものや経験をしっかり還元していきたいという想いがめちゃくちゃあるんです。徹生さんは30歳で京都大学の観光MBAに行かれましたが、社会人になってからの学びにはどんな価値がありましたか?」

徹生 「そもそもMBAに行かなあかんなと思った理由は2つあってん。1つめは、さっきまでの話にもあったように自分は直感を頼りにしてきたけど、感覚だけではなくて論理的な方の脳を鍛えたいなと思ったこと。感覚も論理もどちらも持ち合わせていれば、話す相手によって使い分けて喋れるようになるし。2つめは、経営の基礎、つまり型を学ぶため。サラリーマンとしての経験はあっても、自分には経営の基礎が足りなかった。MBAで学んだ型に自分のケースを当てはめて考えていくことや、並行してマルチタスクをこなす脳みその使い方…そういう”習慣を変える”みたいなことが自分にとって価値があったかな。もちろん人脈が広がった、とかもあるんやけど。」

かんちゃん 「ほぉ~…。経営的な話で言うと、これまで宿は奈月さんと2人でやってきて、MBAで学んで、そしていまは私やポカリが仲間入り…徹生さんにとって人を雇うのは初めての経験。…正直どうっすか?人を雇うということは。」

徹生 「めちゃくちゃ楽しいし、さっきかんちゃんも言っていたけど、自分じゃない人の成長は嬉しいよな。みんなで分かち合ったり、喜び合ったりするのってかけがいのないもの。いま自分が頑張ろうと思える1番の理由は、従業員のため。『人を雇って大変でしょ。』という声もあるけど、自分は”従業員のおかげで”と思うことがたくさんあるし、そういう気持ちを抱かせてくれましたね。・・これが人を雇ってみた感想です。(笑)」

 

なぜ奈月さんをディズニーに誘ったのか

かんちゃん 「ちょっとマジメになりすぎたので、ここで1つだけおふざけ質問いいですか?」

徹生 「そやな!ちょっとこの辺りでそういうのも挟んでくれ。」

かんちゃん 「これ多分みんな聞きたいことやと思うんですけど…徹生さんが思う、奈月さんのいいところは?ここ好きやなってところ!」

徹生 「あ~奈月のいいところは、えっと~…あれやな。”大胆な意思決定ができるところ”やな。大胆さ!

かんちゃん 「爆笑!!たしかにそうですけど、ちょっと求めていた答えとは違います。(笑)」

徹生 「え、そうなん!?奈月ってさ、”大雑把”やし””やん。蕎麦を茹でるのも、鍋に一気に3人前バーンと入れて蕎麦団子にするやん。そういうダイナミックさが奈月のすごいところで、これが経営的には”大胆な意思決定ができる”になるねんよな~。」

かんちゃん 「それは現在、ビジネスパートナーとしての奈月さんのいいところでしょ!私が聞きたいのは異性として魅力を感じたところです!若かりしころの徹生さんは、奈月さんのどこに惹かれてディズニーに誘ったんですか?(笑)」

徹生 「ディズニーに誘った理由も2つある。(笑) まず、会社の同期やからもちろんみんなで飲んだり遊んだりしたことはあったけど、マンツーマンで喋ったらどんな感じなんかな~とは単純に思ってたな。」

かんちゃん 「人として興味があった?」

徹生 「そうそう!お笑い好きやし、よく喋るし、おもろいヤツやなと。でも奈月さんってほら、大学のサークルで100人束ねてたキャプテンやったからさ…ちょっと俺とは属性が違うというか。(笑) サークルみたいなワイワイした輪の中で楽しんでる男に対しても『女に媚び売ってなにがおもろいねん!!』って思ってるタイプの人間でしたから、僕は。」

かんちゃん 「でた!女キャプテン!!」

徹生 「そやねん。だから同期の中でも最初は距離があってんけど、奈月個人としてはおもろいから2人で遊んでみたいなという気持ちはあって。自分から誘うタイプではないねんけど、誘ってみようと。」

かんちゃん 「それで1発目がいきなりディズニーですか!?」

徹生 「いや、だからここから2つめの理由。(笑) 偶然にも東京研修の日程が一緒のグループやって、研修の翌日仕事が休みやからついでやしディズニーに誘ってみた…というのが流れやねんけど、当時ほんまに俺はディズニーの勉強をせなあかんかってん!旅行会社の配属で同期の男子で唯一、店頭営業担当になって…カウンターで毎日ディズニー旅行を販売せなあかんのに、自分のディズニーの最後の記憶が中学の修学旅行。だから誰と、とかじゃなく単純にそのときの俺はディズニー現地に行きたかった。っていうのと、お互いの勤務先がなかなか『今日飲みに行こう!』と気軽に誘える距離じゃなかったから、これは1つキッカケかなと。でもその誘いを1回断られて。」

かんちゃん 「え!!!奈月さん、断ったんですか!?」

徹生 「そう。ほんで『あ、そう。』と思ってたら、後日研修中の飲み会で奈月が急にやってきて、ガッと俺の肩つかんで『徹生!やっぱり研修のあとディズニー行こうぜ!』って言うてきた…と、そういう始まりです。」

かんちゃん 「え~~おもろ!自分で聞いといてソワソワする~!!若かりし、23歳の徹生さん…。」

徹生 「いまのSIGHTSでいう、勇飛みたいなもんやな。(笑)」

 

みんながハッピーやったらいいやん

かんちゃん 「最後に、いまさら徹生さんに『観光とはなにか』を聞くのもなんかおもしろくないので…。徹生さんが考える”持続可能”とは?いまの私の課題でもあるので、聞いてみたいです。」

徹生 「あ~。俺が思う”持続可能”は、みんながハッピーって感じかな。誰かがしんどい、ツライってなっている状態は持続可能じゃない。自分は『”観光”はみんながハッピーになるもの』と思って、就活のときに観光の仕事を選んだ。京都で問題とされていたオーバーツーリズムも、みんながハッピーな状態ではなかったから良くなかったんやと思う。SDGsとか持続可能とか、そんな難しい捉え方をする必要はない。もっとシンプルに、みんながハッピーやったらええんちゃうん、みたいな。そんな感じですかね。」

かんちゃん 「いや~…ありがとうございました。自分がマジメなインタビューを望んでいたものの、想像以上にマジメな回になってしまってどうしようかと思ってます。(笑) 奈月さんについての質問しかふざけてないので、そこはしっかりノーカットで書いてもらいましょう!!(笑)」

 

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