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新企画、【神田の部屋】!!

SIGHTS KYOTOが4月21日でオープンから1周年を迎えました。それを記念して、かんちゃんからSIGHTS KYOTOスタッフに、気になるあんなことやこんなことをインタビュー!

第四弾は私、西澤の奈月でございます。

自分で自分の受けたインタビューを書くというのは少々こっ恥ずかしいのですが…またまた、かんちゃんマジメモード発令により、こちらも大マジメにお返しさせていただいております。今回は観光特大号!?

10歳上の女上司に、かんちゃんは一体どんな質問をぶつけてくれるのでしょうか!

 

“観光・旅行を一生の仕事に!”という夢と共に決めた政略結婚!?

かんちゃん 「私もですけど、奈月さんも強い想いを抱いて第一志望の会社に新卒で入社されたじゃないですか?もちろん徹生さんとの結婚も1つのキッカケだと思うんですけど、3年ちょっとで退社。どういう気持ちで辞めるにいたったのか…ということを意外と聞いたことがなくて。」

奈月 「『絶対ここに入る!』と思って旅行会社のJTBに入ってんけど、最初から3年で辞めようとは思っててん。」

かんちゃん 「えぇぇ!?なんでですか!?」

奈月 「観光・旅行を一生の仕事に!とは大学生のときから思っててんけど、観光・旅行を軸にした仕事・職種っていっぱいあるやん。たとえば添乗員、ガイド、ホテルマン、トラベルライター…そんな中で1発目の仕事と考えたときに、旅行といえばまずは旅行会社。人と喋るのも好きやし、まずは大手の旅行会社のカウンターからかな、と。結婚願望もあったし、まぁ3年本気で働いたら一旦結婚して…そのあとは結婚相手次第でどういう選択肢があるかなぁ…とぼんやり考えながら。『めちゃくちゃヤル気あります!』って言って入ってきた熱いヤツがこんな早よ辞めるんかい!って会社の人は思ったやろうけど。(笑)」

かんちゃん 「へぇ~!もし旅行会社を辞めて、誰かと結婚したとしても、その後も観光・旅行というジャンルの中で別の仕事をしてみたかったってことですか?」

奈月 「そうそう。ずっと同じ会社で一つの職種を極めたいわけではなかったし、専業主婦も性に合わへん。入社してからも“将来の自分像”、“こんな生き方がしたい”が自分の中には変わらずあってんけど、周りの同期や友達はもちろん今の会社で、目の前の仕事に成果をあげることを目標として頑張ってるやん。そんな人たちに『夢あるん?』って聞いて回るようなうっとうしいヤツやってん。(笑) その頃、自分の置かれている環境を見ても『このまま普通に結婚して、その後は観光の仕事も結局できずに…』みたいな将来になりかねへんな、と社会人1年目の夏にめちゃくちゃ一人で考え込んでてんよな。」

かんちゃん 「っていうことは結果として、徹生さんと結婚して今この仕事ができているっていうのはラッキー…!という言い方もあれですけど。(笑) 徹生さんが宿をやりたいっていうのは付き合う前に聞いていたんですか?」

奈月 「うん、まさに自分が考え込んでた頃。前回の【神田の部屋 徹生版】の補足になるけど、まさにディズニーに行く前日やな。初めて2人で飲んだときに、お決まりの『徹生って夢あるん?』をぶつけてみたら『俺、宿やりたいねん。』っていうまさかのトリッキーアンサー。そこでもう決まりやん。『おぉ!それ、乗った!キミにきめた!!』って、ポケモンみたいな感じ。」

かんちゃん 「え、好きになる前に!?」

奈月 「そう!人としては興味あったし、人生観も似てるから可能性はあるやろうと。(笑) 」

かんちゃん 「そんなパターンあるんですか!?おもろ~。(笑)」

 

ヨーロッパに憧れていた大学時代と、今も続く人生の脳内再生

かんちゃん 「そもそも観光や旅行を仕事にしたいぐらい好きになった理由は何だったんですか?」

奈月 「徹生が『旅行はみんながハッピーな時間を過ごせるものやから。』という哲学的な理由やとすると、私はめちゃくちゃ視覚的。大学では西洋史学を学んでてんけど、とにかくヨーロッパの建築物、装飾、美術、街並み…そういうのが大好きで、憧れから入ってるねん。歴史の資料集や世界遺産の写真集、旅行のパンフレット、ガイドブック、エッセイ…そういうものを1日中見ていられるタイプの大学生やったから。実際に旅に出ることが好き、という入りではなくて。」

かんちゃん 「あ、そこも聞きたかったんです!私が感じる奈月さんの印象として、いろんなものの配色とか細部にこだわりがすごくある。いろんな場所に出向いて、いろんなものを見て、自分の引き出しに素材を蓄えているような、そんなイメージ。それは昔から建築や美術が好きで…ということからも繋がりますよね。ただ、社内では今こういうブログの記事を書いたり、ライター的な仕事もされているじゃないですか?なんでそれを好んでやってはるのか…そこだけ今まで繋がらなかったんですよ。もしかして奈月さん的には、そういった“書き物”に関しても観光・旅行のジャンルからきているんですか?」

奈月 「せやねん。私さ、学生時代に思い描いていた夢の1つとして“エッセイを出したい”ってずっと言うてたぐらい。」

かんちゃん 「えーー!!初耳!!(笑)」

奈月 「ガイドブックも作りたかったし、旅行のエッセイも書きたいと思っててん。RIKYUでお客さんに作って渡してるガイドブックも、今SIGHTSでやってるご近所のお店紹介の冊子とかもそこに通ずる。エッセイで言うと、昔から自分の人生や思想についても脳内再生しすぎて頭の中では自伝2冊ぐらい出版してるなぁ。(笑) 『なんでそんな昔の細かいエピソード覚えてるん?』って友達にも言われるねんけど、自分的にちょっとおもろかった話とかを忘れへんように頭の中で文章化して何十年も残してるねん。(笑)」

かんちゃん 「え~、おもろ!!このエピソード、自伝に書けそうやなぁ~とかいつも思って蓄えてるんですか?(笑)」

奈月 「そう。実際に出す予定はまだないねんけど。(笑)」

かんちゃん 「それはもう、一回出しましょうよ!!!」

 

思い描いていた人生設計図…今のところ1ミリの狂いもなし!

かんちゃん 「ちょうど1年前の今頃、私はニシザワステイの社員になりたてで気持ち的にまだフラフラとよく彷徨っていたんです。そんなときに奈月さんから『仕事がどう…って考える前に、そもそも自分がどういう人間になりたいのか人生設計図をまずイメージしたら?』と言われたのを今でも覚えているんです。奈月さんは学生時代からわりと人生設計図を考えられていたと思うんですけど、それは今になってもぶれていないんですか?」

奈月 「なんっにもぶれてない。今のところ、自分としては1個も選択をミスっていない。」

かんちゃん 「おぉぉぉ…カッケー!!マジですか。。それはどうしてなのでしょうか?」

奈月 「どっちを選んだら今後の自分にとって意味があるのか…とか、なりたい自分や進みたい方向に近づくためには…ということを常に念頭に置いて考えてきたからやと思う。(笑) その代わり、『あ、このままじゃヤバイ!狂う!』と思った瞬間、めちゃくちゃ軌道修正かけにいくけど。例えば人生のパートナーは徹生と決めてたのに、『あかん。徹生、全然結婚する気ないやん!』って思ったら結婚か別れるかの二択を迫るという荒業にも出るし。(笑)」

かんちゃん 「でた~!(笑) 何歳までにこれをやる…みたいな目標はどういう区切りで設定してるんですか?20代、30代、40代…みたいな年齢で?」

奈月 「いや、年齢の区切りで言うたら”結婚して子どもを産む”というところまでしか描いてなかったかな。」

かんちゃん 「そうなんですね!26歳で結婚はイメージ通りでしたか?」

奈月 「結婚の年齢というか、とにかく20代で子どもを2人産んで、そこからガッツリ仕事をするんだ!と思ってたから。次男を産んだのが30歳を迎える2か月前で、ギリセーフ!!(笑)」

かんちゃん 「うわ、ホンマや!!じゃあ今のところ1ミリの狂いもなしですね。。」

奈月 「そやな。もうここまでは設計図通りに進めてるからオッケー!今はもう、何歳でこんな仕事して~とか個人的な人生設計図はなくて、今後は家族とか会社と一緒に。事業計画によって何歳で何をしてるかは変わっていくやろうけど、それは全然いい。もうこの人生には乗れたから、このままぶれることなくゴーゴー!!って感じです。」

 

実は専務じゃなくて相談役?みんなの壁打ち相手でありたい

かんちゃん 「今のニシザワステイには、この【SIGHTS KYOTO】、宿泊事業の【KYOMACHIYA-SUITE RIKYU】、旅行事業の【フッドトラベル】、まちづくり事業の【UPCYCLE LIFE HIGASHIYAMA】と4つの事業があります。RIKYUは奈月さんががっつりメインですけど、それ以外の事業に関してはちょうど間というか…入っているけど俯瞰で見れるような立ち位置にいらっしゃるじゃないですか?私、ポカリ、徹生さんとはまた違う立場だなと思っていて。」

奈月 「かんちゃんの言う通り、RIKYU以外の事業に関しては壁打ち役というか…みんなの壁?例えば徹生が外部の方と協力しあってプロジェクトを進める中で、ふと『これどう思う?』って聞いてくる。それに対して『ええんちゃう!』とか『いや、それはちょっと違うんちゃう?』とか…自分でやっときながら、なんか相談役のおじいちゃんみたいやん。(笑)」

かんちゃん 「めっちゃ分かります!(笑) 私が奈月さんに話を持っていくのって、ポカリと徹生さんに聞いたらきっとこう返ってくるやろうな~と思いつつ、でもそこじゃない何かを求めているときなんですよ。そういうときに奈月さんに話をしてみると、自分の見えていなかったものがパンッ!と照明がついたみたいに見えるんです。…たしかに相談役みたい。(笑) そんな立場の奈月さんから見て、今のニシザワステイ、そしてSIGHTSはぶっちゃけどう見えていますか?」

奈月 「ニシザワステイの中にある各事業、4つのレールが一年間かけてようやく整備されて、SIGHTSの運転席にかんちゃん、助手席にポカリ、RIKYUの運転席に私、ほんでフッドトラベルとUPCYCLEの運転席に徹生が座ってる。SIGHTSも2年目に入って、ようやくそれぞれがハンドル持って発進しだした!みたいな感じかな。進む方向とレールに間違いはない!っていう状態やと思うし、このまま自信を持って進んでいけばうまくいくと思います!」

かんちゃん 「え~嬉しい!そう言ってもらえてよかったです。。」

奈月 「SIGHTSは私ら夫婦の店でもなんでもなくて、もうメインはかんちゃんとポカリ。私が上からピーチクパーチク言うててもうざいやん。だから入りすぎないようにはしてるけど、いつも横でちょろちょろしてるから迷ったことがあったら壁打ちしてきてください。(笑)」

 

”観光”を切り口に360度と関われる、というおもしろさ

かんちゃん 「では最後に、奈月さんにとって”観光の魅力”とは?」

奈月 「国・地域によってそれぞれの個性がものすごく見えるところかな。同じヨーロッパでも、スペイン、ドイツ、フランス…と全然、街並みや特徴が違う。もちろん時代によって建築の様式にも変化があるし、その奥にある歴史も見えておもしろい。旅行会社ではまさかの国内旅行課に配属になってんけど、そのおかげで国内の観光地もいろいろ行ったし勉強できた。やっぱり知らんかったから興味がなかっただけやな。中でも京都東山なんて、知れば知るほどめちゃくちゃ強い個性と魅力があるやん。だから京都に嫁いできて、今は普段の生活もすごい楽しい。」

かんちゃん 「たしかにそうですね…。ずっと観光・旅行に向き合ってきて、学生時代からなにか価値観は変わりましたか?」

奈月 「いい意味であんまり変わってないかな。飽きることもないし、ずっと好き。学生時代の自分が思ってた以上に観光にまつわることって無限にあるし、実際、今自分らがしてることもものすごく幅が広い。『私ら観光業ですねん!』言うてやってたら、どのジャンルの人とも繋がれてるやん。JTBに比べたらものすごいミニマムな組織でやってるけどさ。(笑) だからこそつくれる関係性は強いし、”観光”という切り口で360度、どことも関われるっていうのが今は一番おもろいなと思ってるな。」

かんちゃん 「それ、ホンマに思います。私も前の仕事だったら絶対に会えていない人ばっかりですし、こんなにたくさんの人と関われるのか…とめちゃくちゃ思いますね。え~なんか…もっと喋りたいです。。あ、ちなみに最後にこれだけ聞かせてください!…徹生さんの好きなところは?(笑)」

奈月 「出た!!…ん~。常に自信を持ち続けようとしているところ、かな。若いときは『自信過剰!』ってイジることもあってんけど。(笑) 事業していたらもちろん悩むことも立ち止まることもあるねんけど、それでも常に自信を持ち続けようとする姿勢は心強い。結局、それが結婚までいきついた理由でもあるかもしれへんな。自信なくされた瞬間、しらけるので…。」

かんちゃん 「おおおおお~なんか…夫婦愛です。」

奈月 「どこがやねん。(笑)」

かんちゃん 「いやなんか、…夫婦愛です。(笑) 絶対これ最後に書いてください!」

 

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