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2022.06.22
どうすれば”観光”で地元の人を笑顔にできる?

どうも、奈月です☽

お待たせしました。
「blogの続き書いてくださいよ!!」とSIGHTS KYOTOのスタッフ(しかもたった1名)から続編希望の声をもらったので、書いていきます。

実は読んでるよ~!続編楽しみにしてたよ~!

とひっそり思ってくれている方がいらっしゃったら、今度こっそり声かけてください。

前回のblogは【”旅行・観光”でみんなを笑顔にしたい!】というえらいキラキラした若者らしい夢に溢れた題名で始まり、最後に1つの課題にぶち当たるところで終わっていましたね。(まだ読んでいない方は是非)

さて、ここから西澤は考えます。考えまくります。
四六時中、考え続けます。

地元の人を笑顔にするためには

オープンの翌年、2017年にはKYOMACHIYA-SUITE RIKYUの運営も軌道に乗っていました。
1軒でしたが生活もできていましたし、接客や清掃すべて自分たちだけで丁寧に行っていたので、お客様にもご近所の方にも信頼していただき関係は良好でした。

メイドイン京都のものもたくさん使い、近隣のお店にもお客様をご案内していたので、京都の事業者や職人の方には微力ながら貢献できていたと思います。

しかし…みんなを笑顔に、とか言いながら地元の方が来れる空間ではなかった一棟貸し
ご近所付き合いこそ良好でしたが、地元の人が宿に立ち入ることはできないのです。

オーバーツーリズムホテル開業ラッシュなど、京都の”観光事情”に対してマイナスな声が地元からあがっている中で、「地元の方が入れない空間を作ってしまった」という自責の念に駆られる日々でした。

町家は壊され、観光客向けの施設ばかりが増えていく。地元の人には関係ないし、のけものにされているような感覚にもなっていたように思います。

この時期、「宿泊施設の運営をやってくれないか」というお話もいくつかいただきました。しかし、すべてお断りました。

自分たちの売り上げを拡大するために宿泊施設の数をどんどん増やしていく、という単純な発想でみんながやっていたけど、みんながそれをやってしまうと、この京都という素晴らしい街を壊すことになる。そう思ったからです。

それは宿泊業者としてではなく、ここで暮らし子どもを育てる、一住民として。すでに京都がそうなりつつある、という怖さを感じました。

自分たちにできることは

冷静に状況を考え抜いた結果、「一棟貸しを増やしていくことはしない」と決めました。開業当時は、KYOMACHIYA-SUITE RIKYUを2軒、3軒・・と増やしていき、ひとつのブランドをつくろう!と思って始めたのですが…それをやめて振り出しに戻ったのです。

じゃあ自分たちにはなにができるのか。

私たちにできるのは宿泊施設をつくり、運営すること。

おいおいおいおい。さっきまで散々、”宿泊施設ができすぎている”やら、”増やさないと決めた”やら、ぬかしとったやないかい。

そうなんです…なので、どんな宿泊施設やったらつくる意味があるのか?
宿泊施設も、ちゃんと京都の街や人にとって必要なものであれば…

地元の人が気軽に利用できる空間のあるホテルなら、つくる意味があるかも?
せや!ライフスタイルホテルをやろうか…!

ラグジュアリーホテルでもなく、ビジネスホテルでもなく。地域にオープンで、フレンドリーで、堅苦しくなくて。旅行者も地元の人もどちらもふらっと立ち寄れる。

それでいてKYOMACHIYA-SUITE RIKYUと同じようにメイドイン京都のものを使って、ショップも併設して…そんなことを考え始めました。

やるからにはしっかり、地元の人たちにも格好がつくように。信頼してもらえるように。
ホテルをやろうと思うと莫大なお金も必要になってきます。お金を調達するためには、宿1軒の結果だけでは弱すぎます。
今後必要になってくるもののために、今しっかりと準備をしておかないと…

西澤は生まれも育ちも京都の人間ですが、それでも、それだからこそ、きちんと丁寧にやりたいと言っていました。
一人、二人の力では街を守っていくことも、愛される宿泊施設をつくることもできない。地元の人たちからの応援や信頼がなければ、京都では本当の意味で成功できない。

京都の人間やからこそ、ねぇ
自分の街、やりたい放題できへんでしょ普通ねぇ

そして!ここで西澤は”ある決断”をするのです。

2017年の年末のことです。1年後の2018年の秋に向け、1つ目標を定めます。
「おれ、来年〇〇の〇〇〇を〇〇することにしてん。」

お気づきでしょうか。これまた、急に打ち明けられるパターンです。
普通、人に相談するときって「~したいねんけど、どう思う?」がベースやと思うんですけど。

西澤はもう決めてます。たいがい。

「~するから、あとはよろしくぅ!!」のテンションです、常に。

さぁ。

やたら〇が多くてうっとうしい感じで、次回へ続く!!!です。
西澤がようやく踏み出した一歩は、いったい・・

次回も懲りずにお付き合いください✌

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